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ロマンチックドイt (以下略 partII

現場進捗レポート





【紫波 W様邸】



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内部の仕上げ工事が進み、壁紙もすべて貼り終わりました。
照明器具や水まわり設備を取り付け、先日暖炉周りのレンガ積みと薪ストーブの設置を行いました。

クリーニングも終わりましたので、内部の工事はこれで終わりとなります。
外の洗い出し仕上げだけが、天候不順につき、まだ様子見です・・・





【石鳥谷 O様邸】



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ついに工事が完了し、お客様立会いのもと薪ストーブの火入れ式を行いました。これでついにこの家に暖が入りました。

そして、先日は引渡しを盛大に行い、とても感動する締めくくりとなりました。
今はまだ秘密なのでちょこっとだけチラ見です。

O様、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。





【盛岡 F様邸】



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今回は小上がりの畳の下に引き出し収納を造作で作りました。
わたしの設計と大工さんの工夫のコラボでいい感じに出来上がりました。

そして大工工事が終わり、外部では足場も解体されて工事は仕上げ工程へと進みました。
現在クロス工事中で、もうしばらくで完成に近づきます。






【北上 H様邸】



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ウレタンの吹き付けが終わり、造作工事に入りました。
床はパインの無垢フロアが敷かれ、階段や建具などがどんどん取り付けられていきます。
来週いっぱいくらいで大工工事も終わる予定です。






【紫波 F様邸】



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紫波のF様邸の基礎工事が雪を掻き寄せての工事開始となりました。
じっくり工事を進めながら順調に形が出来上がってきて、もう少しで基礎完成です。

少し養生期間を置いたところで、大工工事に入っていきます。






【盛岡 M様邸】



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M様邸の基礎工事も始まりました。

こちらは大きな建物で、地面を掘る根切り工事の段階で大きさがうかがい知れます。
寒い中職人さんにはがんばって頂き、おかげさまで順調に工事のほうが進んでいます。

もう少しで基礎工事が終わり、続いて水道配管工事を行います。





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前回のドイツ旅行レビューは建物編でしたが、今回は後編ということでその他の文化やいろいろ感じたことを書いていきたいと思います。

*     *     *

まずは・・・食!

ドイツ人の主食はなんとジャガイモです。
ドイツの土地にまだプロイセンという国があった時代、ドイツはもともと痩せた土地ということがあって昔からしばしば食糧難に苦しんでいたそうで、そんなときにプロイセンの王が国策としてジャガイモの栽培を義務付けたそうです。
当時は観賞用だったジャガイモを食用として広めたことで、以後国民は飢えることなく過ごせるようになったということです。
とは言っても最初のうちはおかしな調理方法のせいでなかなか普及しなかったという裏話もあるようです。
プロイセン王 フリードリヒのお墓
ジャガイモを普及させたフリードリヒ国王のお墓。
お墓の上に誰かがジャガイモをお供えしていってますね。 国民はこの人に感謝しているのです。


とまぁ歴史はともかく、ドイツのジャガイモ料理はすごーーくおいしいです。
メインディッシュの傍らにはほぼ必ずジャガイモの付け合わせがあるのですが、確かに主食になるのもわかるくらい、癖がなくて美味しいです。
芋
芋

丸ごと蒸かしたのも美味しいけど、マッシュポテトも良い。
もともとジャガイモがあまり好きではない自分ですが、こんなに美味しいジャガイモ料理は生まれて初めて食べました。


一応、日本からインスタントの味噌汁とかアルファ米とか念のために持っていったのですが、ぜんぜん恋しくなることなく、食にはぜんぜん不満しませんでした。


ちなみにドイツのじゃがいもは種類が100以上あるそうです。( ゚∀ ゚)


あっ、あと朝ごはんはこんな感じ。
朝食
パン、ハム、チーズ、シリアル。パン、ハム、チーズ、シリアル。パン、ハム、チーズ、シリアル。

毎日、どこ行ってもこれの繰り返し。
でもおいしいよ。特にハムは最高。
パプリカ入りのハムがお気に入り。 盛岡でも普通にスーパーで売ってますね。ちょっと高いけど。


*     *     *

住、食ときて、次は・・・衣!


ドイツ人はファッションにはさほど関心がないそうです。 以上。


いや、まじで。
ドイツの華やかなファッションブランドってなんかある?

ドイツ道具を見て分かるとおり、ドイツは何より機能性(合理性)を重視する傾向がありますね。

ドイツ人は衣食住のうち、住を大変重視するみたいです。
向こう100年以上住むことを初めから前提として建てるので、なかなか結構こだわるそうです。

長く住む(使う)ので途中直したりすることもある。それならはじめからパーフェクトに作らなくても・・・という考え方が至る所で見え隠れします。

ドイツ車のブレーキパットとローターは減るの早いよね・・・


*     *     *

あと、人。

なんか気高い。自分の主張強い。ルールが正義。ルール遵守意識高すぎてびっくり。



*     *     *


最後に、今回のドイツの旅で一番のめりこめて思い出深かった場所が・・・

ポツダム。


日本 戦争 終結

この辺のキーワードが絡む場所で有名ですね。


第二次大戦末期、日本に先立ってナチスドイツが無条件降伏して連合軍に占領され、その後のドイツの処遇と統治、また日本の終戦について話し合われた場所が、ポツダムにあるツェツィリエンホーフという宮殿でした。(ポツダム会談)
ポツダム
もともとは当時のドイツ帝国皇太子の為に作られた建物で、1917年築という比較的新しい割りにとても古い趣があるのですが、イギリスから嫁いできた奥さんの故郷をおもんぱかり、チュダー様式の建築にしたんだそうです。

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そんなロマンチックなストーリーのあったこの場所を、ドイツ敗戦後に占領したのはソ連でした。

ソ連の最高指導者スターリン。

今でこそ色々な評価が賛否両論出てきているようですが、史上最悪の惨殺を行った事実は事実です。
敵国民のみならず、粛清といっては数多くの自国民を大量虐殺したことは有名です。(戦争で死んだ人の数より粛清で死んだ人の数の方が多い)

そのスターリンはこの場所をとても気に入ったらしく、当時のアメリカ大統領トルーマンとイギリスの首相チャーチルを招いて会談を開き、議題の当事者であるドイツと日本のいないところでそれらの国の戦後処理を策定したのです。
会談


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<当時スターリンが執務室として使っていた『アカの部屋』>


円卓
<ポツダム会談が行われた円卓>


本当、戦争(歴史)というのは勝者がすべてだなぁと深々と思いました。
敗戦国の子孫として、当時の体験者でもないのに、なんか日本人としてのプライドが反応しましたね。


ちなみに、ソ連は日本が降伏した直後に宣戦布告してきたので、日本人的には卑怯だと叫びたくなるのですが、実は、ドイツ降伏後何日後に宣戦布告するねということをこのポツダム会議のときにあらかじめ決めていたそうです。
日本があんなに早く降伏したのはちょっと誤算だったみたいですね。
まぁ戦わずして樺太や北方領土など欲しい土地を好き勝手奪っていけたのでソ連的には結果としてラッキーだったのでしょうが。

つまり、今も延々と決着のつかない北方領土問題は、このポツダム会議の連合国側の勝手な話し合いが素になっているのです。
だって当事国が話し合いに参加してないんだもの。 そんなバカな話があるか。


*     *     *


だいぶ長くなってしまいましたが、ドイツを観光して、色々な歴史を知ったり記憶と結びついたりできたのが自分にとって一番満足でした。

頭でもいろいろ考えれたし、心でも色々感じることがいっぱいできて、最高の旅でした。


以上、ドイツ旅行レポートでしたー。


たやま。(・∀・)